1月26日(木)山形市のパレスグランデールにてPM7:00より山形パナソニックで主宰する「山形木鶏クラブ」で講演を行いました。演題は「大山倍達総裁に鍛えられた内弟子魂」です。講演の原稿をなんとか作らなければいけないと思いつつも、1月は山形に一週間ぐらいしかいないという出張の連続で焦りも頂点に達していました。そして、講演当日の午前中に時間を取り、過去の講演の資料を紐解きながら原稿をまとめていきました。
大山総裁の本や安岡正篤先生の本を紐解いているうちに段々と初心の時の気持ちが湧いてきました。昔ならすぐに言えた事や言葉、古典が頭ではわかっていても言行一致しない事の多さに学ぶことを疎かにしてしまった自分をとても恥じた次第です。
木鶏クラブの木鶏は、あの大相撲の横綱 双葉山が69連勝で止められた時に安岡先生が世界一周の旅をしている時に電報で打った有名な文章です。「ワレ、イマダモッケイタリエズ」。
これは荘子外編にあるものですが
[紀省子という闘鶏を養う名人が王の命によって鶏を飼育しておった。
十日経って王は彼に「もう闘わせてもいいか」と尋ねた。すると紀省子は「まだ空威張りしてますから駄目です」と答えた。また十日経って王が「もういいか」と問う。すると「まだ相手にとらわれているから駄目です」の返事。更に十日経って王は「どうか」と尋ねた。「まだ自惚れが強く駄目です。もうしばらくお待ちください」そして王が「もういいか」という。すると「ぼつぼつ大丈夫です。相手が挑戦しても少しも変わりません。ちょっと見ると木彫りの鶏のようで徳力が充実しております。これなら他の鶏はおそらく相手になりません」と返答があった]
20年以上も昔、東北振興研修所理事長だった地主理事長に質問しました。「徳まったきのなるにはどうすればよいですか」「徳まったきだけを真似してもだめだよ。初めは荒削りで段々角が取れてきて、本当のものになるのだから、どんなつらい経験も自分からすることが、これに近い」と。(つづく)




