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田畑道場
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 人間には「運命・宿命・立命」というものがあります。運命は良くもなれば、悪くもなる。宿命というのは、この時代に、この日本に、この山形でこの両親のもとに生まれてきたという変えられない事実です。良き運命を作ろうと思えば、良きことを思い行動すること、反対に悪い運命にしようと思えば、悪いことを思い悪いことをすること。立命とは、良き運命を自分から作っていくことを言います。心を常に尊く、強く、正しく、清く保つこと。決して恐れず、怒らず、悲しまず、人の悪口を言わない、嘆かない、不平不満を言わない、ぼやかない、妬まない、嫉まない、恨まない、悩まない、患わない、欲望をほしいままにしない。人に親切にする、思いやりをもつ、人の喜びを自分の喜びとし、人の悲しみを自分の悲しみとする思いやりの心があれば、これが良い原因を作り、良い結果を招くことが出来るのです。
 

 大山総裁は「何事も死ぬぐらい一生懸命にやらなければ物にならない」とおっしゃっていました。稽古、仕事、勉学。稽古だったら「柔軟体操、基本、移動、型、組手、補強と常に誰にも負けない、自分にも負けない努力が必要だ」と。技を打つときは気合・技・力を気・拳・体と一致させて「一心力」を身に付けなくてはなりません。この一心力が3分の人、100分の人、1万分の人では、その体積が違います。この一心力が身に付けば、何事においても動揺せず、どんな困難であろうとこれを撃破する力になります。「一心力」を身に付けられるよう努力しましょう。
 

 カラテが強くなる、チャンピオンになる、型が上手になるということも大切なことですが、カラテを学ぶ一つの目的は「心を磨き、心を高め、人格を向上させ、自己完成、自己実現をすると同時に世界の平和と社会に貢献すること」ということが底辺、ベースになってカラテの強さを求めていかなくては、本末転倒になってしまうので気を付けてください。

 苦しくなって、辛くなってから稽古が始まる。特に型はきつい姿勢をとり続けます。この時、我慢と忍耐力が身に付きます。強いて言えば、この力は人格力と同じです。ですから、人格力の強い人は、その型にも人格力が発揮されるのです。人格力の弱い人は弱い型を強い人は強い型をただひたすら積み重ねる時間がとても大切です。年季をかけて練りあがってくるような型は本物の型です。
 

みんなは心も技も体力もカラテの稽古を通じ必ず強くなっていきます。カラテの強い人は、武道ということを学ばなくてはいけません。武道は人の道です。礼節の道です。人としてやっていいこと悪いことの判断基準が大切です。人をいじめてはいけない、嘘をついてはいけない、人の嫌がることをしてはいけない、騙してはいけない、恨んではいけない、裏切ってはいけない、自己中になってはいけない。正義を守る、正しいことを思い正しい行動をする。正しい行いを積んでいくことが重要です。人が良くなるために尽くしていく、思いやりをもつ、親切をする。空手の稽古をしている人は道場訓にあるように粗暴の振舞いをせず、正義を守り、礼節を守り、謙虚にして驕らないという美徳が必要です。

今日のリベンジカップ大会のテーマは「粘り強さ」にします。優勝者と準優勝者には紙一枚の差です。この1枚の紙一重の差があります。同じような才能で真面目に努力し、情熱を傾けて稽古します。辛さに耐え、きつさに耐えて稽古します。しかし、この一枚の差で強いか弱いか、優勝するか出来ないかの差があります。それは粘り強いか、弱いかということです。最後の最後に粘り強いか、最後まで諦めないかということです。たった一枚の紙の差だけれども、凄い隔たりがあります。負ける人は負ける理由を言います。相手が強かったから、先輩だったから、帯が上だったから体格体重のせいでとか、自分が体調が悪かったとか、ケガしていたとか、頭が痛かったからとか理由をつけて、自分で納得してしまうのです。そうではなく「自分が苦しい時は、相手も苦しいんだ。だからもう一歩前に出ていこう」とする気概が必要です。闘争本能に火を着けなくてはなりません。それは、意志の強さが闘争本能となり、最後まで諦めない心、粘り強さが出てきます。その為には、普段の稽古から人の2倍、いや誰にも負けない努力をしなくてはいけません。自分にも負けない、誰にも負けない稽古と努力です。これがあって初めて粘り強さが手に入ります。人が見てようと見てまいと一生懸命に稽古する。怒られながら頑張るとか、褒められながら頑張る。なにかプレゼントしてもらうから頑張るのとは次元が違うのです。人がふざけながら稽古している、なまくら刀で稽古している、しかし自分は真剣をもって稽古しているんだという意識が必要です。はじめから自分を追い込んで稽古して苦しくなってきた時には、こう思います、「苦しくなってから稽古がはじまる!」と。ですから今回の大会テーマは、苦しくなっても最後まで諦めずに「粘り強さを発揮する」ことにあります。
全力で戦って下さい。

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