師範コラム


フッと目をやると、車の走行距離が160,160キロを突破していました。

今から約20年前は、確か「シャレード」という車で、月曜日・天童、火曜日・酒田、水曜日・山形、木曜日・米沢、金曜日・鶴岡、土曜日・山形と、1週間で600〜700キロ走っていて、1か月に1回オイル交換をした時がありました。

特に冬の月山新道はアイスバーンがひどく、必ず1台は雪山の壁に突っ込んでいるものでした。

私も、前のサーフ、ハイエース、シティと、何回スピンをして「死ぬ」と思った事でしょうか。

しかし、今のハリアーは10年以上は乗っていますが、一度の事故も運転中のアクシデントもありません。

最高に安定している車です。

酒田から帰り、自宅に着くと、いつも「ありがとう、サリー」と言います。
(勝手に車は「サリー」と、昔から決めてある)

「わしらは戦友だ」とも言います。

この車は300,000キロまでは必ず乗りたいと思っています。

(2008/4/12)


最近は、特に女子の名前で、美しい文字、響きのよい音の子が多くなった気がします。

2月23日土曜日、午後四時からの少年部茶帯講習会も終わり、合同少年部が始まるまでの少しの間、窓に目をやると、灰色のちょっと黒みかかっている空から雪が降ってきました。

「今夜は大雪か。」

その黒っぽい灰色かかった背景に、沢山の真っ白い雪が舞っていました。

まさしく綺麗でした。

少しして、「雪が舞っているんだ。雪が舞う!まゆき。舞雪か。美しい響き、そしてシチュエーション。」

少年稽古終了後、舞雪の名前に感動した事をみんなに伝え、誰に命名してもらったかを本人に聞くと、「よく分からない」とのこと。

きっと名前を考えた人は、この山形の冬景色にとても感動したのではないかと、心を馳せました。

そこで、皆で「2月23日は舞雪の日!」と、声高らかに記念日を制定した次第です。

(2008/2/25)


約1ヶ月半ぶりに幼年部、少年部の指導をしている時に感じたのですが、「懐かしい」という感覚と、確実に皆身長が伸びていると思いました。

毎日会っているとそんな事は少しも感じないのですが、本当にたまに会うと実感として分かります。

そして、稽古を見ていると、本当に頑張っていたんだなあという事が分かる子もいます。

少しも変わらない子もいますが、明らかに変わっていて力がついている子も多くいます。

「歳月人を待たず」と言いますが、地味な繰り返しだけをした人が、実力が付き、こんなにも頼もしくなるのだと思いました。

(2008/2/13)


生きて行く為には生命力が盛んに燃え上がっている事が大切です。

暗く冷たくしていると色も褪せてきます。

逞しい力、輝く力が自分をより大きくさせてくれます。

その為には、夢を見なくてはなりません。

自分のしたい事、自分が本気になれる事、自分に合っている物探すべきです。

嫌々する努力より、好きな事に努力する、でも一番は楽しみながら努力する人です。

その人は努力と言う言葉すら使わないで、夢を追いかけている事でしょう。

(2008/2/6)



「労して恨みず」という言葉があります。

自分がこれだけ頑張っているのに、分かってもらえない。あなたの為に一生懸命やっているのに、認めてもらわれないと、自分を理解してくれない人を恨んでしまう事です。

これでは全ての苦労は台無しになってしまいます。

「人を相手にせず、天を相手にせよ」

自分は自分の受け持っている仕事をしっかりと行う、という決心があれば、自分の実力以上の仕事や自分の能力が益々強く大きく厚くなっていくのではないでしょうか。


(2008/1/30)


 「人は人の中で生きている」という言葉がありますが、本当にそうだと思います。人は人、物、事において真正面からぶつかっていくことにより「自分自身」が磨かれて、また結果的に磨くことになると思います。

 しかし、これに対して、嫌になったり、ずるく立ち回る事により、自分の心や生命力が委縮してしまい、それが習慣となり、悪い循環になって行くのだと思います。

 結局のところ、全ての事柄は己の為に成すべき事だと覚悟して事物に当たると、心の動揺が少なくなり、物事を処理する事が出来て、これが自分の体験となり、「宝物」になるのだと思います。

(2008/1/16)



謹賀新年

2008年新春を迎える事が出来た事を心よりお慶び申し上げます。

 何歳になっても年の始めは厳かな気分になります。そして何か目標を定めたく思ってしまいます。

 今年は「友情」をテーマにして参りましょう。「師弟」「先輩、後輩」「同輩、同志」。友情が無ければ信頼信用されません。又、自分を本当に思ってくれる人、又、自分が本気に思っている人がいなければ、空手の道場は強さだけを求める殺伐とした物になってしまいます。友がいるからこそ、「自分を磨き」、そして「お互いに磨き合う」事が出来ます。

 その為には仕事、学業には誠実に行い、人に対して「真心」を尽くさなければ心が通いません。

 一度心と心が通じ合い、心が通い合うと、「約束を守ろう」という心が出てきます。「人を裏切ってはいけない」と思う心が出てきます。心が広くなり、お互いが認め合うような心に成長して行きます。

 私はそのような道場になって行きたいと思います。

(2008/1/4)


 もう少しで今年も終わります。高い志があり、重い荷物を背負い遠い目標に、毎日毎日歩いて行きます。

 私は疲れてはいけない、泣き言は言ってはいけない、諦めてはいけない、弱音を吐いてはいけないと、目の前にあった仕事、稽古、イベントに対して息を切らして行動してきました。そして自分の体力の衰えも、精神が磨り減っている事も感じないで今日まできましたが、ここで初めて立ち止まって見ると、もう一度自分のあり方を考え直し、自分の力で立ち、自分で考え、自分で行動し、自分に筋道をつけて、その結果責任を持たなければならないと痛感しています。

 そう言えば来年は48歳になります。空手を始めて30年目に入るわけですが、18歳で内弟子に入門して以来、今日まで自分の年の事も改めてしみじみと考える暇も無かったような気がします。もう50歳の大台が来ている事さえも忘れている事には、自分でも呆れたり、笑ったりしています。

(2007/12/30)


 東北大会も、門下生一同の力を結集する事が出来て、無事に終わりました。

 スタッフ人数が去年に比べて多くなっていたことに対して感謝の念が湧いてきます。

 大会が終了してから、去年より新たに運営委員、選手にお礼状を一人一人に出しています。一人一人に握手をして労をねぎらいたいのですが、なかなか時間的にそれが出来ないので、お礼状になったわけです。何通かお返事を頂く事がありますが、余計に感謝の心が湧いてきます。来年も、今年よりもっと良い大会を成功させたいと思います。

(2007/10/22)


 大会に向けて、フルスピードでアクセルを踏み込んでいるような気がします。

 大会2週間前には、直轄道場の天童、村山、寒河江を回り、鈴川では強化稽古と黒帯総会、黒帯稽古を行いました。

 これから大会のスタッフ会議、審判組み合わせ、役員に対する接待係、役割分担と、あらゆることを決めていきます。

 一人一人、大会を成功させようという気になってくれている人は、とてもありがたいと思います。情熱を傾ければ、何事でも成す事が出来ると思っています。

(2007/10/9)


 大会も締切日が近づいてきて、少しずつ熱気を帯びて来たようです。

 役員回り、協賛回りも終盤に近づき、一年に一度の行事に対して、励ましのお言葉が胸に沁みてきます。一人の力はとても小さいですが、一人一人が集まる事により「力」になる事は事実です。志を同じにして「青少年育成」の為、「極真」の為にご尽力下さい!

(2007/09/10)


 合宿で頑張ってくれた師範代を中心にして本部指導員の奮闘にただ感謝感謝。

 仙台の専門学校に通学している月田君、又、千葉県から大学の夏休みを利用し帰郷してくれた拓君の二人のコンビがもしいなかったら、今回の合宿の成功はなかったかもしれません。

 二人も小学生から空手を始め、中学生、高校生、一般部と順調に進んで来ました。高校在籍の時は幼年、少年部の指導も手伝ってもらいました。そんな彼等だからこそ、子供の気持ちが分かり、又、よく話を聞き、心を開いて兄貴のように接してくれました。

 子供達は月田先輩、拓先輩のようになりたいと言っています。少年部の中から第二の月田先輩、拓先輩が出てくるのをとても待ち遠しく待っています。

(2007/08/20)


「継続は力なり」と分かっていても、ついつい後回しにしたくなるものです。

 ましてや、人からやるように指示されれば、その事が重荷になって、ますます億劫になっていくでしょう。

 道場訓にも「感に敏なる事」とあります。一つ目は、チャンスをつかめなくてはなりません。ターニングポイントを見極める感性が必要です。 

 それと、組手においては相手に対して「感に敏に」先の先を読める感性が必要です。この「感に敏」とは人生も組手もどちらにも言える事だと思います。

(2007/06/18)


5・6・7月の殺人的スケジュールについて

4/26〜5/1
 オランダセミナー

5/10〜5/22
 香港・ネパール・インドネシアセミナー

6/8
 大阪理事会

6/12〜6/19
 ノルウェーセミナー

6/23
 全日本グランドチャンピオン決定戦(大阪)

6/24
 全日本ウエイト制大会(大阪)

6/26〜7/11
 ベルギー・デンマーク・スイスセミナー

 スケジュールが過密しています。全日本極真連合会理事長としての役職で、世界大会成功の為5・6・7月の3ヶ月間は本部・本部直轄の指導が出来ません。

 これは七戸師範も同じ条件です。国際部長として、開催県(沖縄)として、今できる事に全力を尽くしています。みなさんに対して大変申し訳なく思っています。

 その分、職員の黒沼君、轡田君にはしっかりしてもらいたいです。指導は人間力です。人間関係を構築しない限りには、お互いに磨き合う事が出来ません。

 この機会を利用して、二本柱となるように成長してもらいたいと思っています。特に黒沼君は世界大会の代表選手を獲得しなければプロの空手家としては大成できません。

 正念場にあるでしょう。職員・道場責任者一同、心を引き締めて3ヶ月間がんばっていただきたいと思っています。私も体力的・精神的に限界点を超すと思いますが必死の心・必死の力を尽くして自分を磨いてくるつもりです。

(2007/05/01)


 社会人としてバラ色の心で夢に向かって行く時です。

 小さい挫折を乗り越えて、大きい夢を掴んでいきます。一番苦しい時にどう判断し、どう行動するか。一番苦しい時に、これだけはしてはいけないという分別が自分を強くしてくれます。

 それと、良い友人を持つという事は、かけがえのない事です。

 一人で悩んで答えが出ない時、心が落ち込んでどうにもならない時、やることなす事が全て裏目に出た時、こんな時に友人にその事を話せる時は救われます。

 私も最低三人はいます。この事で何か解決策が出るわけではなく、心が落ち着いて、次どうすれば良いかという事が分かって来るのです。ましてや空手の稽古で共に同じ目的に向かっている仲間なのですから、そのような腹を割った友人を持つという事も、道場においては大切です。

 ただ、自分だけ強くなれば良いという風な道場は、殺伐として伸びていかない事でしょう。

(2007/04/02)


 4月に高校から大学、また社会人として旅立って行く人は、今から胸一杯の夢とやる気に打ち震えているのではないでしょうか。

 しかし、中には自分の希望とは違う事になっている人もいるかもしれません。

 私も18歳の時に酒田から東京の大山総裁の内弟子に入りに行きました。みんなは進学、就職が決まっていましたが、私は4月にならないと入会合否が分からないので、就職活動はしないで内弟子一本に賭けました。

 後から聞いたら200人の応募があり、その中で12名が合格し、3年の修業で2名しか残らない猛烈なものでした。始めから師範になって道場をしようという心は一つもなく、厳しい内弟子を耐え抜いてみたいという一心でした。

 今年で47歳ですが、春になると18歳で東京に行った事を思い出し、「初心」に戻ります。

 皆さん、若い時は分からないけど、「才能もコネも力」も無い人は、若さと、やる気が最大の「武器」なのです。本当です!

(2007/3/19)

「2月28日の出来事」

 本部の稽古は毎週水曜日、土曜日が一般稽古になっています。水曜日は伝統稽古です。土曜日は実戦稽古の日になっています。

 世界的、日本国内的にもそうなのですが、大人の稽古生は少なくなり、少年少女が多くなっています。我が道場もその例外ではありません。

 直轄支部に轡田君を主に指導に行かせていますが、東根、村山、寒河江、天童は一般部が少なくなってきています。時代の流れもありますが、改善策も必要となります。

 そこで、轡田君を2月28日水曜日の本部一般稽古を指導させてみました。修業して3年以上経つと丹田力が強くなり、正義を守るという信念が生まれて来るのですが、なるほど、これでは人が離れてしまうと気づく点が何点かあり、後から注意しました。

 結論は、稽古で培った力が、仕事や業務、人間関係まで昇華されていなければならないという事です。「一事が万事」

(2007/3/5)


謹賀新年

 本年も多忙多難でありましょう、きっと。なお一層の道場生への尚武を促し、海外指導、連合会実務、春のチャレンジカップ大会、秋の東北大会、この大会は世界大会選抜大会となります。

 スケジュール表を見ただけで目が回ります。

 しかし、そこは「丹田力」、覇気を持って真正面からぶつかって行くしかありません。

 一つ一つ、丁寧に、今年も去年もその前もそうだったと思いますが、門下の皆さん、「勇猛邁進!」で参りましょう。

(2007/1/5)


 9月16日の土曜日、矢作1級が天童より本部に出稽古に来ました。

 その時に皆の前でこう話しました。

 「自分が初段の受審が出来るのは連続組手で十人の対戦相手がいるお陰だ。

 しかし、黒帯を取った人で昇段審査しても顔は出さず、連続組手の相手もしない黒帯が多すぎる。

 もし対戦相手がいなくて、例えばグリーン帯、黄帯で十人達成したといえ、やはり同じ十人組手をするのに茶帯、黒帯のレベルとした方が、実力が伯仲しているから達成感が強い!

 だから私の言いたい事は、茶帯までなら自分自身だけの為に力を付けていくこともやぶさかではない。しかし、黒帯はそれだけでは困る。黒帯からは幹部になるし、指導的立場になる。

 それを踏まえて、黒帯は自分の道場全体を見えるような見識と協力を必要とする。

 弐段から山形県全体に対する見識、参段以上は全日本レベルの見識、そして四、五段は世界の極真界が分かる、又、協力が出来るような体制がなければ、いつまでたっても自分だけの小さな了見の人間になってしまう。

 自分さえよければ、自分たちの道場だけよければ、自分の県だけよければ、日本だけよければ、と。

 極真カラテの道を歩む者は、志を大きく持ち、『無償の奉仕』をもって人の為、世の為、極真の為に自分を尽くしてもらいたい。そして切磋琢磨して共に磨き合って頂きたい。」

(2006/9/19)


 東北大会での選手参加者はチャレンジカップ大会の半分の人数です。これは毎年同じです。チャレンジカップ大会では約200人、東北大会では約100人位です。

 今大会にはスペインから2名選手がエントリーしています。中量級1名、重量級1名、ともにチャンピオンです。

 私が7月に3週間日本にいなかったので、ちょうど一番大事な時期でした。選手、スタッフ、演武、協賛の呼びかけが職員だけではうまく出来ません。7月16日帰国、7月17日山形東鈴川支部オープン、8月10日大会各種締切、慌てて後援、役員、選手、協賛、スタッフ、審判員に呼びかけ...スペインからわざわざ選手が「田畑道場の生徒と交流したい、山形の文化、伝統に触れたい、極真精神を学びたい」という希望をもって来日するのに、それを失望させるような大会になってしまうことで、愕然としていました。

 そして本部選手会に「11月に全日本大会があるが、東北大会で力を発揮して欲しい」と話をし、清水明広君が中心になって、古瀬、奥山、小豆嶋、月田、横尾がエントリーしてくれました。

 そして何とかトーナメントが組めるまでの人数になったのです。一人一人の参加が力となってこの大会を支えてくれるという実感で心がいっぱいになります。

(2006/8/23)


 待望の山形東鈴川支部が設立出来てありがたい。

 今日6月3日土曜日の稽古は、少年部がきっちり60名来てくれた。鈴川地区からも15名以上は来てくれる。今度は地元で稽古出来ることになる。みんな、よく耐えてくれてありがたい。

 これからは、月、水、木、土の週4回を本部と鈴川で稽古出来ることになる。さらなる強化と飛躍を目指したい。

(2006/6/5)


 まことに日に新たなり、日日に新たなり、又日に新たなりと、『大学』ではこのように教えています。

 いつまでも思いと想念に凝り固まってしまい、それを引きずって生きていては、生命力が湧いて来ない。稽古するごとに自分の心と体を磨いていく。

 今日、明日、明後日と、日々新しい自分に生まれ変わる事が本当に大切な事と思います。

(2006/5/15)


 昔、内弟子当時に、電話に出るときは大きな声で、『ハイ、極真会館です!』と言うように徹底して教わりました。

 それは、大山総裁の名代で、電話に出ているのだから、覇気と気合いを入れて行け、と言う事でした。ですから、本部の三人の職員も撤してやらせてます。これが、伝統です。

 大山総裁がこうも言われました。「声の小さい人間は君を裏切るよ、だから、声の大きい人だけまわりに置きたまえ。」これも、伝統で守っています。声が大きいとは、覇気があること、そして、丹田力の強い人を指す事だと、はっきり分かります。

(2006/5/1)


「本に反(か)える」

 真を極めるとは何事ぞ!

 極真カラテは「真を極める」と書く。

 この極めるとは、技を極め、体力を極め、精神を極めることにある。

 しかし、自己の本性を極める事が何よりも大切な事です。本性とは、「徳性、性能、性質、能力」に他なりません。

 これを高める為には、丹田力を鍛え練り上げ、自己を磨き、人生の「艱難辛苦、利害得失、栄枯盛衰、喜怒哀楽」を嘗め尽くし、あらゆる障害を乗り越えて「志」を貫いていく所に、本性を極める目的があるのです。

 諦めない心を堅持するように、門下一同に令を発します。

「ネバーギブアップ!」

(2006/4/17)


(前号より続く)
 それにはこの大会を支える審判員、スタッフの力がなくては成り立ちません。

 全国的にスタッフと審判員の人員の確保には力を注いでいます。

 3月19日の沖縄県大会では、選手が約400名、コートが6面で試合をします。審判は5人×6コート=30人で、予戦3時間を行います。トイレに行く時間もなく、頑張り続けます。

 また、スタッフも1コートに司会、記録、時計、選手誘導係の6人で行います。6人×6コート=36人。審判と合わせると66名が最低人数で必要となります。

 沖縄のスタッフや審判員に「大変ですね」と聞くと、「これは大人の義務です」と言われハッとしました。

 チャレンジカップ大会が青少年を健全な人材、武道家として導くとても大切な大会ということを、再認識しました。そうだ、武道家による武道家の為の大会でなくてはならない。青少年を育成する立派な大会にしてあげようという「見返りを要求しない奉仕の精神」のある方に強く願う次第です。

(2006/4/3)


 いよいよ、チャレンジカップ大会も正式決定し、門下生全員で力を結集して、各々がそれぞれにチャレンジしなくてはなりません。

 チャレンジカップ大会でお互いに磨き合うのです。選手参加は強制ではありません。

 しかしチャレンジ精神が必要です。自分がもっとも得意な事からトライして行く。例えば板割り一枚成功したら二枚へと、そして最高枚数の六枚。型も組手もまずは参加、そして次に一回戦突破。三年生で出来なかったら四年生で、そしていつか金メダルを。(次回に続く)

(2006/3/20)


 春号の新聞に詳しく書きましたが、「木鶏」という荘子の話を記しました。

 陽明学者の安岡正篤先生が、かの相撲取りの双葉山に話した有名な話です。

 安岡正篤先生がある時に「木鶏」の話をしたことが端になり、人生も相撲道も「木鶏」にならんが為に修養したそうです。そして「69連勝」でストップした時に、安岡正篤先生に電報で「 ワレ、イマダモッケイタリエズ」と知らせました。

 「木鶏」の詳細については、新聞をご覧下さい。カラテの場合では、気合いはまず相手に入れて闘う、次の段階では、気合いは自己に入れて闘う、最終段階では、無心となり、三昧の境地にて闘う。しかし、大山倍達総裁はこの段階に三十年かかると言われ、それが「極」と言われています。

(2006/3/6)


 審査とセミナーを一緒に指導しました。

 これは、支部が32ありますが、今現在は本部と酒田の稽古、海外セミナー、理事会と、スケジュールが過密過ぎて、どうしても支部を回ることが出来ずにいたので、せめて、年4回の審査会では、セミナーを含め、出来るだけ極真の精神と、技術を通して皆さんの魂と触れ合いたいと考えてのことでした。

 そして次の段階としては、支部責任者との意志の疎通を図るため、本部道場に出稽古に来てもらい、そのかわり、来ていただいた支部には私が直接稽古指導をして、皆さんと稽古する機会を増やしていきたいと真剣に思っています。

 審査前に出稽古に来た茶帯に基本の意義を尋ねた時に、これに答えることが出来なかった事実を目の当たりにして愕然としました。少しずつずれてきているのです。これを是正して、共通認識の極真の価値観を共有していかなくてはならないと感じ始めました。

(2006/2/20)


一心力

 人間誰だって楽な方が良いし、いやなものから目を背けたいと思います。きついより楽しい方が良い。痛いよりも痛くない方が良い。苦しい方よりも、楽な方が良いのに決まっています。

 しかし、少し考えてみると、本当にそれでいいのでしょうか。毎日仕事もせずに生きていく方が楽なのでしょうか。毎日、寿司、ステーキばかり食べている方が楽しいのでしょうか。楽な稽古ばかりやっていて、本当に強くなれるのでしょか!

 大山総裁は、こう言っています。「楽な稽古をして強くなるのなら、私もその方法を習いたい!」と。そしてさらに「悔しい思いをして流した涙の量、つらい稽古で流した汗の量だけ強くなる!」と。

 怠けていては何事も成すことは出来ません。困難な事が目前に来た時に楽な道ばかり歩いていれば、逃げ回っているのと同じではありませんか。大山総裁は「苦しみから逃げるから苦しみに追われるのだ。苦しみを追いかけていけば、苦しみは逃げて行くんだよ!」私はこの言葉を胸の奥で深く信じています。

 極真カラテは「苦中に楽あり、死中に活あり」の精神です。どんな困難でも必ず乗り越えられる事が出来るから、この困難が自分の前に立ちはだかるのではないでしょうか?力も才能も運もないという事が私自身には分かっていますから、この目前の困難を突破する為に集中して事を行います。この時に「一心力」が必要です。どんな事があってもくじけない、諦めない、必ず最後までやり遂げる精神が極真精神であるし一心力であるのです。

 「丹田力」を身につけている人は、他人から見て大変な事をやっているように見えても、本人は普段と変わりなく生き生き颯爽として物事に取り組んでいるはずです。

 「継続は力なり」のとおり、カラテの稽古を通じて「一心力」「丹田力」を身につけて、自分の実生活に必ず活かしてもらいたいと、切に望みます。

(2006/2/6)


 クリスチャンがチリから24時間かけて我が道場にやって来ました。

 私が昨年の2月に行った時にクリスチャンが「田畑師範の道場で稽古したい、そしてお弟子さんと交流したい」と。私は快く承諾しました。

 過去に20数回海外セミナーに行きましたが、皆さん来る来るとは言いますが、本当に約束を守って来たのはクリスチャンが初めてです。

 そのクリスチャンは何を求めて来たのか。彼が言うには「稽古法、技、型、組手も習いたいですが、一番習いたいのは極真のスピリッツです。田畑師範が内弟子で大山総裁から受け取ったスピリッツを受け継ぎたいのです。」

 さすがに日本の裏側から来るだけの男だ、クリスチャンは。1週間ビシッと朝昼晩と稽古しました。

 私は「今日の稽古で死んで、明日に蘇生して生きろ」と言いました。火曜日の酒田の稽古の帰りにクリスチャンは車の中で「私は今日死にました(I'm die)しかし、師範の言う通り明日蘇ります」「うーん」さすが弐段、分かっている。

(2006/1/23)


 人間の根本本義は、約束を守るというところから始まる。

 この約束を守るということの反義語にウソをつくということがある。ウソは泥棒の始まりであります。

 言葉でウソをつく。行動でウソをつく。心でウソをつく。そして出来ない理由だけを並べ立てる。いかに自分が出来ない事が正当であるか、理論武装する。

 これでは、自分本来の力が発揮出来ないのではないだろうか。

 丹田力が強くなると、生命力が強くなる。人間の六大能力である潜在勢力が強くなると言われています。

 一、体力、二、胆力、三、判断力、四、断行力、五、精力、六、能力です。その為には一心に物事にぶつかっていく心構えが必要です。

 年頭に共に誓い合いたいと思います。

 ウソをつくことなかれ。約束を守る為には自分の命(めい)を死守せよ!

(2006/1/5)


(続き)
 Hは3年ぐらい前に交通事故に遭ってしまいました。意識不明の重体です。

 この連絡を聞いて、居ても立ってもいられなくなりました。

 しかし、稽古後で夜も遅い。

 庄内の高橋修弐段、今野師範代、上田支部長に連絡を取り、何とか代わりに行って様子を見て来てほしいとお願いしたことを覚えています。

 そうしたところ、意識不明は脱出しましたが、面会謝絶になっているという事でした。

 次の日に肉親の人から道場に電話があり、Hが師範に会いたいと言っているという事を聞いて、鶴岡の病院に直行しました。

 面会謝絶でした。

 ここで引くわけにはいきません。看護婦さんから「どういう関係ですか」「兄です。呼ばれて来ました」「でも...」「兄です!」きっと私は凄い形相をしていたのでしょう。「どうぞ」と一言。

 入った瞬間、目を疑いました。

 あのHが包帯でぐるぐる巻き。チューブを体に巻いて点滴。

 「おう、H、分かるか!」目をぐっと開けて「師範!」私は溢れてくる涙をこらえ「俺が来た限りは何があっても大丈夫だ」「押忍」「気をしっかり持て、ここに極真シールを貼っていくから、これを俺と思え。お前の事をずっと見て治ることを祈っているぞ」「押忍」嗚咽するのを我慢して「恵人、治ったら必ず稽古に来いよ」「押忍」「約束だぞ」「押忍」

 そして1年前、心臓に人工パイプを入れて帰ってきたんだ、Hは。

(2005/12/5)



 約2週間海外へ行ってやっと帰国し、東京、大阪、名古屋と出張があり、11月21日(月)に山形に帰ることが出来ました。

 さすがに体調も悪く、気力も萎えていました。

 次の日の酒田では久しぶりの自主練をしましたが、とても体調が悪く、寝込むことにしました。

 でも今野師範代、小野支部長とチャレンジカップ大会の話もあるので、無理して行かなければとは思いましたが、トイレが近すぎて休んでいました。

 酒田のH君からメールがあり、「師範、お体を大切にして下さい。師範が来ないと寂しいですが、自分は今から道場へ行きます」

 メールは午後7時頃だったと思います。

 「ハッ」として「ヨシ、帯研だけ出て、キックミットを持って帰ってくるぞ」終了15分前についてキックミットを持って、とんぼ返りをしました。

 メールには「体調の悪い所、酒田まで来て頂いてありがとうございました」と、またこれからの決心も書いてありました。

 黒帯は来ていなかったけど、帯研間に合って良かったです!でも私には実は行かなくてはならない理由があったのです。

(次回へ続く

(2005/11/21) 


(10月17日より続く)

 道場を設立して20年。

 青少年育成をテーマにして10年目。

 あまりにもこちらのテーマが強すぎてしまい、本来の死生を超えたカラテ、もし道場破りが来たらこれを撃破する気力みたいなのがなくなり、牙のないトラになりつつあるような気がします。

 まるで学習塾のような、スポーツ感覚になりつつあります。

 それも、時代の流れでよいのかもしれませんが、原点を忘れずに今の形も大事にしていかなければなりません。

 その原点とは、武道です。今日の稽古で「死んでやろう」「限界を超えよう」そして「今日死んで明日に生きる」これが極真の真髄でもあるのです。

 名誉も、金も、勝敗でもなく、死生を超えて磨き合うところに、師弟関係が結実すると思います。



(2005/11/7)


(10月3日より続く)

 大山総裁は「主君の為に切腹出来るか出来ないか」が武士道であると言われました。

 義を重んじ、それに殉じて生き抜く、ということを言われました。

 これは「師弟の礼」「師弟の絆」にも似ているところがあります。

 師は「極真の道」を全うせんが為に日々研鑽しています。この背中を見て弟子も習います。師と殉じて「押忍」の道を歩むべき人は武人でありサムライです。

 しかし、「師弟の礼」は白帯でも誰でもとれるというわけではありません。

(次回へ続く)



(2005/10/17)


 武道極真カラテとはいえ、この武道とはなにぞ。

 武道は死生をもって事にあたるという大目的があります。

 万事につき誠を尽くすということです。又、自分の名前を汚すことのないこと。

 恥(はじ)をかくことが一番の不名誉でした。それ故に、名誉を重んじました。

(次回に続く)



(2005/10/3) 


 言霊(ことだま)という言葉がありますが、これはとても大切なものです。

 例えば公共施設で稽古する時に、神前が無い場合があります。稽古を始める前に「神前に礼」と言った瞬間に、そこに「神前」が表れるのです。

 そしてこの神前の神とは、この大宇宙を創造した神、この地球や大自然を創造した神であり、今、私達が存在していられるのは祖先があってのことです。我が人類の祖先も神にあたります。

 この神に私達は空手の稽古を通じて心技体を奉納します。自分自身の限界の力をさらけ出し、全てを見てもらいます。自分を守ってはいけません。全て、さらけ出します。

 その時に、私は「真」になり、「誠」の精神を神に奉納することが出来るのです。

(2005/9/20) 


 鶴岡南支部教室の滝川義朗副支部長が本部に来てくれました。

 色々な相談事を話しました。

 滝川さんは私より2才年上ですから、今47才です。空手は東京で学生時代に郷田師範の道場で習っていました。

 私と滝川さんのつきあいは18年ぐらいになると思います。

 その中で滝川さんが強く共鳴してくれた話があります。それは「武道精神は空手の稽古を続けている人にしか分からない事がある。稽古していない人の武道精神の話は輝きを増さない。やはり実践している人でなくては、話が合わない。」

 だから、滝川さんは絶対我が道場にとって大切であり、必要不可欠な人なのです。

(2005/9/5) 


 7月30日の黒帯講習会に米沢から小豆嶋支部長、尾花沢の鎌田支部長、大石田の石山支部長が来て、本部の黒帯と共に磨き合いました。

 この日は蒸し暑く、扇風機を回しても役に立たないぐらいの熱気でした。

 基本、移動、型が進んでいくにしたがって、気力、体力とも萎えてしまい、我慢しているという状況でした。

 稽古後、私は叱咤激励を飛ばしました。

 それは辛さ、きつさ、痛さに我慢するという事は尊いし、それは「押忍」の精神であるけれども、黒帯を取り、一武道家となったり指導者となった者は、我慢や忍耐だけではだめだ、辛いのは分かるが、そのつらさにもう一歩踏み込んでいかなければ黒帯の資格がない。率先垂範することの出来るのが黒帯だからだ、と言いました。

 昔、大山総裁が「苦しみから逃げるな、逃げれば追ってくる、苦しみを追いかければ苦しみが逃げていくんだよ」と言っていた意味がはっきり分かります。

(2005/8/1)


 黒帯を締めて40才ぐらいを過ぎると、なかなか稽古がしにくくなる。

 家庭的にも、子供達の進路や教育、又、会社としても中間管理職という立場になる。社会に対しても責任を持たなくてはならない。とても、稽古する時間など取れなくなる。

 今年三人の黒帯が退会したが、皆40才を超えている。

 退会理由は、仕事との両立が出来なくなってしまったことだ。三人とも田畑道場創生期の弟子である。

 特に本部のSは厳しく接してきた。いずれ本部師範代を務めてもらうつもりでいたからだ。Sが崩れれば本部が崩れる。本部が崩れれば33支部全てが崩れてしまう。

 稽古においては、稽古態度、覇気、返事、号令、立ち居振る舞い、そして極真精神の人生での実行等、厳しく律しさせた。

 おかげで、本部道場生一同が連帯感を持ち、良い方向に行ったことは、Sの貢献が大きいところがある。

 彼には「感謝」の言葉で敬意を表したい。

(2005/7/19)


 空手教室で、空手の技術と試合の勝敗のみにこだわって指導していたら、いつか破綻してしまう事は間違いない。

 勝つ事は尊い事だが、それに対して努力して行くという過程をしっかりと教えなければ、人間形成もされず、又、人徳を養う事も出来ない。

(2005/7/4)


 師弟の礼について、今般の件を踏まえて思った事は、師は弟子に対して礼があり、弟子も師に対して礼がなければならないという事です。

 師は弟子に対して持っているすべてを情熱を込めて注ぎ、又、慈しむ。弟子は敬する心をもって接する。

 共に立て合い、共に磨き合い、共に尊敬し合わない限りにはうまくいかない。

(2005/6/20)


(5/16より続く)

 極真は嘘をついてはいけない。約束を守らなくてはいけない。自分を磨いて誠(真)の心を持ち、徹して物事をしなくてはならない。

 しかしながら側近中の側近の二人は稽古では「ヤーヤー」気合いを入れながら、業務になると、からっきしだめで、「嘘をつく」「約束を守れなくなる」、道場のゴールデンルール「結果報告、途中経過、情報はリアルタイム」が出来ない。何遍言っても治らない。そして人前では「オス」「オス」と張り切る。仕事はやらない。

 これは極真精神ではない。稽古で磨いて、磨いた心で、日常、業務をバリバリやってもらわなければ、ただの偽極真になるので、業務が人並みに出来るまでは稽古に出られなくなったのです。

(2005/6/6)


 大山総裁から学んだことは、「真を極めるとは己を極めること、そして、三昧境入り絶対的な強さ身に付け自由な境地を開かなくてはならない」ということでした。

 これを目指す事が私の第一義です。それ故に職員が一般稽古に出られ無くなったのです。それは...

(次回につづく)

(2005/5/16) 


 一般部の入会時の動機はそれぞれあります。

 「強くなりたい」「大会で優勝したい」「黒帯を締めたい」「健康管理の為」等、いろいろあります。

 そして1ヶ月が過ぎ、3ヶ月、6ヶ月、一年を過ぎるころに、ある確信に近い自信が漲って来る事を感じるはずです。

 それは何なのか?

 そしてオレンジ帯、青帯、黄帯までくると「実感」するのです。

 それは、自分自身が磨かれているという事です。そして、人によって磨かれているという事です。

 そうです。カラテの稽古は「ストレスを発散する為」にあるのではなく、お互いに磨き合い、成長、向上する為にあるという事を。

(2005/5/2)


 道場拡大工事も終わり、リニューアルオープンの式典を待つだけとなりました。

 1階を全部道場に使用したいという気持ちがあったので、従来の師範室、男子、女子更衣室、シャワー室を取り壊しました。そしてトイレも配置をかえて奥の方に移動しました。

 それに先だって職員に便器を綺麗に掃除をするように言いました。

 その後見てみると、10年間の垢でしょうか、にじんでいるのまでは難しかったようです。

 そこで事務長が「では、私がします」と言って、その次の日にトイレを見たら「ピカピカ」新品同様でした。

 「事務長ありがとう」「私はこの道場がとてもかわいいし、愛している」「う〜ん、さすが!」

(2005/4/18)


 4月2日(土)の総本部少年部の稽古で約60人が来ました。

 普通でしたら50人前後ですが、60人はさすがに少年達のパワーがすごいです。幼年部が4月から少年部に移行した為です。全員が休まずに来ると80人位になります。

 そこでありがたいのが、道場がリニューアルして拡張したことです。まことにもってありがたい。

 そして指導員体制に指導員の補助として、横尾 拓君が参加したことです。彼は小学4年生からカラテを始め、中学2年生まで続けてくれました。「師範、高校に入学したら必ず戻ってきます、オス」その通りに高校1年生になって戻ってきて、選手会にも入り、厳しい稽古をガンバッテいます。その年にチャレンジカップ高校生軽量級で2位になりました。

 先頃スポ少の野球チーム「レッドモンスターズ」にカラテセミナーをした時に「感想は?」と聞くと、「大変でした」「そうだろう、拓君の時も大変だったぞ」「オス」「少年部から続けてカラテの稽古をしていると、子供の気持ちがよくわかると思うから、子供達に恩返しして自分を見つめてみないか」「オス」というわけで、たのもしい助っ人が来た次第です。

(2005/4/4)


 25年前にやっていた回り込みの稽古を選手会に導入することを決めました。

 世界大会でロシア選手が日本選手へ圧倒的な力で突進してくるのを見て、やはり基本的な受け返しも必要だが、体捌きと回り込み、それが出来るステップワークと、回り込みの理論体系をしっかりしていかなければ、「小が大に勝つ」ということが難しいことだと思います。

(2005/3/28) 


(つづき)

 ご父兄が雪でハンドルをとられないように、又、子供達が怪我をしないように、近所から苦言が来ないようにと、一人で雪かきを始めました。

 事務長は和裁を20年間続けただけあり、何事にも徹して行う習慣があります。

 道場前の十字路から次の十字路までの道路の側溝が見えるまで、何日もやっていたそうです。

 その時にご父兄が手伝ってくれたり、温かい声をかけてくれたり、又、近所の人からも感謝の言葉をもらい、感動したと言っています。

 そして自覚したのでした。「公共の道路を雪かきしているということは、社会に奉仕していることではないだろうか」と。

(2005/3/7)


 先日山形で大雪が降り続き、本部前の道を車が対向するにやっとの広さになっていました。

 私がチリに行っている時も、雪が降り続いていたらしいです。

 幼年部は20台以上の車の送迎、少年部は50名以上となり、とても混雑して大変危険な状況になります。

 又、近所の人からも苦言をもらいます。

 指導員3人が外でガードマン用のライトで車を移動させても雪道は狭く、閉口します。

 そこで事務長が奮起し...
(つづく)

(2005/2/21)


 南米チリセミナーに2月6日から17日まで行って来ます。

 去年は世界支部長会議で決定したこともあり、七カ国に空手の指導に行って来ました。

 正直言いまして、燃え尽きてしまった感がありました。

 そして全日本大会の開催が無事終了し、「ほっ」とする間もなく、今回の南米チリに行って来ます。

 飛行時間は30時間位と聞いています。又、気温が30度以上あるといいます。

 頭をよぎる言葉は「尽心」。己を尽くす事、それだけに専念してきます。

(2005/2/7)


 一年の計は元旦にあり。

 一年の計は冬合宿にありのごとく、極寒の羽黒山で冬合宿が決行されました。

 今までにはないくらいの寒さです。

 しかし、稽古をしている人の顔は晴れ晴れとしています。

 今年一年の目標を、厳かな羽黒山神社の社殿でご祈祷して頂いている時に胸に誓ってもらいました。目標は大きくいえば夢です。目標、夢のない人は、羅針盤のない船と一緒で、行き先が定まらず、ただ漂うだけです。

 一月中に今年一年の目標を見つけて突っ走って下さい。

(2005/1/17)


 新年あけましておめでとうございます。

 昨年は、1月の世界大会に始まり、世界各国での指導、全日本大会開催、その後にチャレンジカップ大会、ナナビーンズ演武会と、息つく暇もなく、時間に追われてしまった一年でした。

 今年は、内側に力を集中していきたいと思っています。

 立派な葉がしげり、花が咲き、実をつける為には、根本を大事にしなければ、根本が立たないと申します。

 今年一年、昨年より増してパワーを発揮していきたいと思います。

(2005/1/5)


 12月5日(日)に支部長・責任者・指導員ライセンス制度講習会を行いました。

 山形全県から50名が受講しました。

 実技2時間、学科2時間、筆記試験40分と、とても厳しいものでした。

 ではなぜこんなに指導員制を厳しくするのでしょうか。

 それは極真カラテの継承・伝承にこだわり続けているからです。正しい稽古法、正しい極真理念、精神、そして極真の礼法を身に付けて体現出来る者が指導員としてふさわしいからです。

 色帯クラスでも人に技を教えることは出来るでしょう。しかし、指導というのは、技を媒体として指導員から門下生に対してその人の情熱、理想、燃え上がる情熱をも伝えなくてはならないのです。

 正しい普及、発展は支部長、指導員なしでは考えられません。

(2004/12/20)


 12月12日に少年少女チャレンジカップ大会2004冬の陣が開催されます。

 今現在で185人に達しています。この模様はYBCテレビより12月25日(土)午後4時から4時30分に放映されます。

 チャレンジカップは文字通りに挑戦ということを目標にしています。

 大会での勝敗も大切なことには間違いありませんが、それよりも、日頃磨いている自分をお互いに磨き合うという事が大切な事です。

 試合はとても恐いです。相手が思いっきりかかってきます。板割りも割れるか割れないかやってみないとわかりません。型もそうです。そこを丹田からの勇気でチャレンジして今の自分のカラを割っていくことがチャレンジカップ大会です。

 12月25日のテレビ放送は私から会員の皆様へのクリスマスプレゼントですが、そのテレビに映っている子供達の勇姿は、子供達からのお家の人へのクリスマスプレゼントです。

(2004/12/7)


 「大会の会場に大山総裁が降りて来た」そんな感じがする全日本大会でした。

 もの凄い力と、緊張感を感じていました。私一人でなく長谷川師範も、関係者の人も「大山総裁がいたようだ」と、後から話してくれました。

 全日本大会は伝統があります。歴代のチャンピオンはとても重く権威もあります。山形でのチャンピオンも同じ扱いにしてもらいたいと思っていました。

 大山総裁に自問自答しました。

 「総裁、大会は成功だったでしょうか」「君ィ、まだまだだよ」と言われました。

 連合会は、総裁の教えと、極真理念に沿った人たちの集まる所です。必ずやこの全日本大会が総裁から「よくやってくれたね」と言われるものにしたいと思います。

(2004/11/15)


全日本大会少年演武会について

 10月6日現在で、少年演武者が136名となりました。

 選抜されて、又、鍛え抜かれた型は、果たしてどのぐらいのレベルまでいったのか、心配でもあり楽しみでもあります。

 試合もそうですが、少年演武も一人でも多くの人に見てもらいたいと心より思います。

 型の演武を行う事が決まり、この3ヶ月間は毎回のように型三昧になった少年部のガンバリは必見です。

 世界チャンピオン、全日本チャンピオンと同じリングに立ち、自分の持っている最大限の力を、プレッシャーをはねのけて発揮していただきたいと思います。

(2004/10/11)


全日本大会少年演武会について

 世界チャンピオンの沖縄の島尻選手の全日本大会出場が決定しました。

 1月の世界大会の決勝戦では身長190cm、体重100kg以上はあるロシア人の選手と延長戦につぐ延長戦で判定の結果、優勢勝ちを制しました。島尻選手は身長176cm、体重90kgぐらいです。日本人が優勝することによって、空手母国日本の名誉と、権威を守り抜きました。そのプレッシャーは相当なものがあったと思います。

 優勝のインタビューで島尻選手は「何があっても最後まで諦めない心をもって試合をしました」。ロシア人相手に体格の差をものともせず、一歩も下がることなく最後の最後まで打ち合った死闘に死闘に勝ったのです。

 その島尻選手が山形県で行う試合マットに上がります。そのマットと同じ場所で、型の演武を行うわけですから、中途半端な型や気持ちでやってもらっても困ります。型を知っているとか、型の順番を間違わないで出来るというレベルでは参加出来ません。自分の一所懸命の心が体に表れ、技に乗り移る程の型の稽古をしている人でなければ、参加出来ません。

 これは一般黒帯や道場責任者、支部長も同じです。何と言っても県を代表して全国の人に見てもらうのですから。

 大会まであと2ヶ月ありません。締切日は9月22日です。自信のある人だけ道場責任者に申し出て下さい。

(2004/9/7)


 8月7日、8日と約170名に近い夏合宿参加者と稽古が出来て、もの凄く意義深いものがあります。

 たしか15年前より羽黒山で合宿を始めた時は、参加者が15名前後だったと思います。大食堂でも隅っこの方で「黙想、黙想やめ。天の恵みに感謝してこの食事を頂きます」と、淳一師範代が言うと、周りのお客から白い目で見られていた時を思い出します。

 今では、大食堂全てが極真の会員で埋め尽くされている状態を見ると、こんなに多くなってくれて、ありがとうと心より思います。また感謝する次第です。

 イベントの一つに今年からキャンプファイヤーがあります。私はキャンプファイヤーが、はじめは火を見て、共に楽しめたら良いのじゃないかと軽く思う程でした。しかし、その道の人に聞くと、火はとても神聖なもので、楽しむものではないという事を知り、自分なりに厳粛に思い、そして考えました。

 そして、点火には4人の道場責任者になってもらい、全員が無言で輪になって手を結び合います。点火の際に、全員に「今から火を点火します。火をつけると火の神が降臨し、龍となり天に昇る。その時に10回自分の夢、やりたい事を祈るように。しゃべったら夢は壊れる」「シーン」皆、昇り上がる炎をじっと見ていました。凄い緊張感。次に道場面目を皆で合唱しました。生き生きと大きな声で復唱しました。

 班ごとの余興が終わり、道場訓を唱和します。そして皆もその後を追います。

 極真カラテのパワーを強く感じます。とても全員が神聖な貴い人に見えます。最後に燃え上がるキャンプファイヤーに正拳中段突き10本を願いを心に込めて打って締めとなりました。その時雷が光り、もの凄い音がしました。

 皆が言いました。祈りが神に通じた。まさしく至誠通天。

(2004/8/16)


 クリス先生、ルー先生、クンダバッカル先生とも参段の審査会に真剣に立ち向かっていきました。

 基本、移動、型、組手、皆40歳後半とはいえ、一心不乱で挑んでいます。七戸師範が檄を飛ばします。「これがラストチャンスだ。次はない」「オス」

 1月の静岡の昇段審査会に比べたら、大分向上していました。しかし、詰めが後一つ甘い。

 合宿も終了し、全員が整列して最後のミーティングになりました。もちろん前日の審査の発表をしなくてはなりません。

 「クリス、あなたは腰にワイヤーが入っていて激痛のあるのも態度に出さず、立派な態度でした。まさしく極真です。これからも型をしっかり修業し、広くベルギーに極真カラテを普及することを約束できますか」「オス」「ユーパス(合格)」「オス!」

 「ルー、あなたは高年齢でありながらも、参段を取得する為に稽古を積んだ成果が見えます。」「オス」「大山総裁の創始したこの極真カラテを守ること約束出来ますか」「オス」「ユーパス(合格)」

 「クンダバッカル、君の極真への情熱は素晴らしい。何事も一生懸命だ。しかしながら型がまだ不勉強の部分がある。私と約束して欲しい。これからも努力精進し、極真の道を共に歩むことを約束しますか」「オス」「必ずしますか」「オス」「ユープロミス、OK!」「オス!」「ユーパス(合格)」「オス!!」

 三人の発表の間「シーン」として皆の緊張が肌にピリピリ伝わってきましたが、合格発表が終わった瞬間に、体育館に割れんばかりの拍手が鳴り渡り、いつまでも終わりませんでした。

 極真に派閥なし、極真は一つ。

(2004/8/3)


 ベルギー合宿に指導に行きました。7月8,9,10日です。

 今年の世界大会終了後にベルギーから参段の昇段を受けに、クンダバッカル先生、クリス先生、ルー先生が来日しましたが、見事に落ちました。

 3人とも一生懸命に頑張るのだが、全て極真スタイルではなく、他流派のスタイルだった為です。

 そこで七戸師範から相談があり、「一緒にベルギーに行って、もう一度彼等の為に審査を立ち会って欲しい」という事でした。

 私は山形開催の全日本大会も控えているし、今年は香港、ネパール、オーストラリア、ニューヨークと回り、体調がすぐれていない為に断ろうと思ったのですが、七戸師範の熱意と「田畑先輩は私にいつも"苦しい道と楽の道があったら、苦しい道を選ぶように"と言った。私はそれからこれを実行している」と言われ、「よし行こう」となったわけだが、先にも言ったように、彼等は一生懸命なのだがその前に習った先生、つまり教えた先生が悪い型を伝授した為に、そのまま十数年経ってしまい、癖が直らない。田畑道場の先生もそうだが、自分一人で稽古するなら、多少型が違ってもよかろう。しかし、人に教えるとなると、事は重大になる。それがベルギーだ。この事を指導者は自分自身に戒めるべきだ。次週は3人が昇段したかの秘話をお話します。

(2004/7/20)


 自分をこれまで支えてこれたものは、何だったんだろうか。

 若い時は負けず嫌いと、あふれ出る情熱、何が何でも成し遂げようとする強引な意志と行動力だったと思う。

 今、昔みたいな強引な若さが無くなってきていると思う。

 もしその時以上の情熱があるとすれば、極真カラテの素晴らしさを「命」にかえても伝えて行きたいと思う心。

(2004/7/6)


 5月に香港、ネパール、オーストラリアの海外セミナー、6月には1週間のニューヨークと、体調を整える間もなく海外を駆け回っています。

 7月にも約10日間のベルギーセミナー、ニューヨークの時差ぼけが治らないまま、ベルギーに行くのも不安。

 44才という年令を考えた時に、頭のどこかで、もう若くないはずというのもあって、体力の回復もすぐれないなあと思ってしまう。

 沖縄の七戸師範にこの前言われて「ハッ」としたことは、前に田畑師範からやさしい道と厳しい道があったら、厳しい道を選べと言われたので、今ここにいる。

 「ハッ」として自分自身背筋を伸ばした。そうだなあ、ベルギーで俺達を待っている人がいるんだよな。

(2004/6/21)


 チャレンジカップ大会は今年10月に開催する第36回全日本大会の成功を占う前哨戦です。

 選手の力量、技量、審判員のジャッジ、スタッフのモチベーションの高さ、このチャレンジカップ大会では強く全日本大会の成功を意識して頂きたいと思います。

 また、ご父兄の皆様にもいずれ全日本大会に出場して活躍する少年部も出てくるかもしれません。

 少年達にあたたかい目と励ましの言葉をかけて頂き、発奮を促して頂けたら幸いです。

(2004/6/7)


 香港、ネパール、オーストラリアと3週間かけて空手の稽古をして来ました。

 ネパールの途中で5日間、体調すぐれず、飲まず、食わずになり、このままオーストラリアに行くのはどうかなあと思っていました。

 そうしたら偶然に飛行機のチャーターでミスがあり、7日間ネパールにいるところが二日間伸びて、少し休養して体調が良くなってきました。神様ありがとうございますと、本当に思いました。

 そしてオーストラリアに行き、日本に帰国することが出来ました。

 世界会議の時に外国人が皆、口をそろえて言う事は、連合はファミリーの感が強い、私たちは連合の皆と良い関係を作りたい、と言います。まさしく、海外で病などをすると、本当に人の優しさが身に沁みます。家族以上の親密感を覚えます。

 そこには、国境、宗教、人種の差別なく、お互いが極真カラテで汗を流し、磨き合い、礼節を守り、尊敬の心から出た美徳だと思います。

(2004/5/17)


 4月15日(木)から海外セミナーのスタートです。

 3週間もの長い間に空手の稽古を海外でするのは、並大抵のことではないと思います。

 4月14日(水)の一般部で基本だけ指導しました。その後に明日の準備をしようと思ったからです。

 その基本稽古は生涯忘れることのできないものとなりました。奥山、古瀬を先頭としてもの凄い気合いで全員一致しました。

 まるで、「師範、頑張れよ頑張れよ」というエールに感じました。

 強いパワーを道場生にもらい、力一杯指導してきます。押忍。

(2004/4/19)


 去年まで清水明広君が選手会会長としてその責任を十分に果たしてくれた。

 自分自身の成績ではヨーロッパ大会優勝、全日本ウエイト制大会準優勝。とても輝かしい。又、選手会の全体的なレベル向上もしていった。

 今年は古瀬正明君が会長となった。

 プレッシャーもあったと思うが、徹して会長の責任を果たし自分の為にも、会の為にも良い影響を期待する。

(2004/4/5)


 沖縄強化合宿を3月5日から8日まで行った。

 山形からは小池広雄、黒沼 誠、轡田 禎、加藤勝一の4名が参加した。

 今回の隊長に小池を抜擢した。その理由は、この半年間の彼を見ていると、全ての面で気の入り方が断然違い、見違える程の選手になったからだ。

 彼はこれに良く応え、抜群の統率力で皆をまとめ、合宿への参加の意義をつけてくれた。

(2004/3/15)


 2月22日(日)、少年部だけで約130人が昇級審査会を受審しました。

 今回は昇段もあり、初段への挑戦者は本部の横山 亮君、伊藤翔雅君、天童の小松信治君でした。

 七人組手の荒行を少年部といえども乗り越えなくてはいけません。三人とも何度と無く苦しい山がありましたが、「あきらめない心」を以てしてこれを乗り越えました。よく頑張ってくれたと思います。

 七人組手終了後に記念写真を撮りました。その顔は自信と誇りに満ちていました。

 堂々たる少年部ここにあり。

(2004/3/1)


 世界大会も成功裡に終わる事が出来まして、胸をホッとなでおろしました。

 主催された大石代悟師範、道場生スタッフの皆様の絶大なる協力がなければ大会は成り立たなかったでしょう。又、長谷川理事長を中心とした各理事協力のもとで世界会議、審判セミナー、昇段審査会等も成功は出来なかったと思います。

 世界会議上で、ニュージーランド、オーストラリアが相次いで「この場を借りて私達は連合に加入することを決めました」と言われた時には鳥肌が立つほどうれしかった。正直、涙が流れました。「大山総裁やったあ!」と思いました。

 連合の人たちは組織欲よりも大山総裁を心より尊敬して、極真カラテの本当の好きな人たちが集まってくる場所なのだと、再認識しました。

(2004/2/2)


 実は、連合(ユニオン)は日本よりも世界の方が認知度がかなり高い。

 外国の人はユニオンとは言わず「連合」と言っている人の方が多い。

 世界大会は島尻選手の優勝という事で、日本の権威と威厳は守られた。ほっと胸をなでおろしました。

 しかし、この世界大会の成功は、最小限の人数で最大限の力を発揮出来た事こそが、連合会の力だと実感した。

 世界会議で、海外の師範や責任者達が相次いで連合会への入会をこの場で決めたと言ってくれた。

 その最大の理由は、「オープンハート」という事と、ここは「極真ファミリー」であるという事が実感出来たという事であった。

(2004/1/26)


 物事が逆境になった時に本物の力が出て、順境になった時には油断して失敗するという話があります。

 いかにおいしいものおいしいものとグルメになるより、いかにお腹を空かす事が出来るかが大事。本当にお腹が空けば、おかゆでもおにぎりでも生きる喜びと共に胃の中に入ってくるものです。

 親から受け継いだ莫大な財産を自由気ままに使うより、夢を信じてつかみ取った時の喜びの方が大きいはずです。

 一年でチャンピオンになるよりも、十年かけてチャンピオンを取った方が喜びが大きい。

 心掛け一つで天国にも地獄にもなるというものです。

(2003/12/29)


世界大会に向けて

 世界大会まで一ヶ月になりました。

 清水の集中力はますます本物になりつつある。勝っておごらず、負けて腐らず。勝っておごる事なく、王者の態度、王者の言、王者の立ち居振る舞いに近くなりつつある。

 本部にも良い影響が出ている。

 今度の大会は清水、黒沼、幸之林にとっても真骨頂だと思う。

 本部、山形県一丸となってぶつかってもらいたい。

(2003/12/15)


 11月15日(土)にベルギーでヨーロッパ選手権大会がありました。

 日本代表で宮城健志(沖縄)、山形からは清水明広(本部)、黒沼 誠(本部)が選手で出場しました。

 宮城健志選手は中量級で優勝。清水明広選手は軽量級で優勝しました。黒沼 誠選手は重量級ベスト16でした。

 外国人の圧倒的なパワーの中、日本人としてのプレッシャーに負けず、よく優勝までこぎつくことが出来たと感心します。

 宮城健志選手は、その持っている地力十分発揮し、貫禄の優勝でした。又、清水明広選手も潜在的な力をいかんなく発揮し、まさに稽古のたまものです。

 見逃せないのは奥山千晴君が応援団としての役割を、献身的にやってくれた事です。山形田畑道場の結束をまざまざと見せてもらいました。

(2003/12/1)


東北極真カップ大会 パート2

 一般の無差別の決勝として黒沼 誠、清水明広が試合をしたが、積年のライバルであるが故に、心と心のぶつかり合いはよくわかるが、体と体のぶつかり合いはよくない。

 二人とも心と体が空回りして二人の良い所の特長は出ずに悪い所ばかりが強調されたと思う。

 やはりカラテは型なのだから、組手の型、心の型、勝つ為の型をしっかりと身に付けてもらいたい。

 ベルギーでは日本代表なのだから、最善を尽くして闘ってもらいたい。

(2003/11/17)


 総力を結集して大会が成功しました。

 第10回の記念大会、名称はオープントーナメント第10回東北極真カップ空手道選手権大会。

 10月26日(日)の山形新聞朝刊スポーツ欄に広告と声明文を出しましたが、その反響は大きいものになりました。詳しい事は大会パンフレットを読んで下さい。

 これからこの大会が東北六県の中心となり、連合のあらゆる新しく出来る極真会館の目指すところになるのに違いありません。

(2003/11/3)


 8月7日から23日まで、藤島にある筍沢温泉で湯治、リハビリをやってきました。

 温泉に行く前までは、腕が90度しか曲がらず、このままでは指導の復帰どころか、日常生活もままなりません。

 朝5時から夜9時までに7〜8回温泉に入り、また同時にリハビリをしていました。

 23日の帰る日には腕が8割ぐらい元通りになりました。まさに奇跡の湯です。

 骨自体は半分しかまだくっついてはいませんが、筋、関節、靱帯、筋肉が大分快復してきましたので、9月の半ばからは指導が出来そうです。

(2003/9/1)


 ZAOカップ大会からオープントーナメント東北極真カップ大会に名称を変更したのは、「極真カラテが三分離して行き、又、分離の傾向にある。このまま細分化していく流れをくい止め、極真カラテの品位を向上して行かなくてはならない。その為には唯一大会ルールで、極真理念、極真精神、道場訓を守っている極真武道家がおるのなら、是非参加してお互いに磨き合っていこう」と思いついたからです。

(2003/8/18)


 病院で10日間入院している時に、右手が折れているので左手で5部作の本を書きました。

1.「極真への道」、2.「全会員用教本」、3.「幼年・少年部用教本」、4.「指導者用教本」、5.「これからの組織論」。

 夏合宿には間に合うようにしたいのですが、何と言っても膨大な量なのでわかりません。

1.「極真への道」の冒頭の分を紹介します。

 「極真王道の為、天地の為に、心を立て、生民の為にに命を立て、去聖の為に絶学を継ぎ、万世の為に太平を開く。」

 いまは絶えてしまい、誰一人心より振り返ることもなくなってきた聖賢の学(極真大山総裁の教え)を受け継ぎ、必ずやこの極真の精神を復興されずにはおかない。

 「天下ことごとく信じて多しとなさず。一人これを信ずるのみにして少なしとなさず」

 迂遠なようであるけれども、一人ひとりを奮い立たせていく以外に、極真の復興はありえないし、空手界の復興はありえない。

いでよサムライ!
草莽崛起せよ!!

(2003/8/4)


 極真カラテの修行をしているのにもかかわらず平気で「ウソ」をつく人がいる。

 ウソも個人レベルならまだましなところもあるが、会社同士なら信用にもかかわる。

 「決めたことが出来ない」「時間、期限」が守れない。「連絡の報告」が出来ない。「男と男の約束」が守れない。

 極真は徹して自己の道(誠)を磨き、「悪を退け、善を為す」ところ、物事の是非のはを判断し「是」を実践しなくてはならないのに。

 「是」は人としての正しい道筋。正義の道理。

 もし大きい目標を達成しようと思えば、「小事を行い、大事を成す」の精神が不可欠です。日頃からの「善」である「約束」を実践しなければ到底目標は達成出来ません。

 「凡事徹底」信義を重んじる人になってもらいたい。

(2003/7/21)


大石道場の新本部オープンに想う

 6月22日に静岡県の大石師範が沼津に新本部道場をオープンしました。立派な建物です。

 私は内弟子の後輩代表でスピーチしました。53才にして未だに現役として体を張った指導には心より尊敬しております。

 皆の前といっても黒帯と茶帯で250名、来賓が50名いました。

 大石先輩から習った事は、「田畑ねぇ、その道場の責任者の成長が止まれば、支部全員の成長が止まる。成長するには鍛える事と学ぶ事をしなければならない」

 鍛えることは大概の人はやるけれども、学ぶことはしていない人が多い。特に黒帯に多く見受けられる。

 私が理解する学習ということは、人生の「真理」を悟り、それを人生の中で実践することだと想う。

(2003/7/7)


 大石師範をお迎えしての公認昇段審査会は、極真の原点を見た思いがする。

 大石師範の一挙手一動作がそのままに極真の「神髄」のように見える。

 大石師範は、「極は万日、万日は三十年、三十年間武の精進をしなくては、極真とは言えない」とおっしゃいました。

 この言葉を極真門下は心に刻むべきである。

(2003/6/16)


 連合審判講習会、昇段審査会に大石代悟師範、七戸康博師範をお迎えすることによって、身を引き締め、自らを律することが出来ました。

 大石代悟師範は私より10才年上である。又、内弟子の先輩でもある。

 七戸康博師範は1才年下の後輩である。

 もし私が山形支部として常に指導だけになっていたら、井の中の蛙大海を知らずになり、大山総裁の言うところの太った鳥は空を飛べない状態になっていただろう。太った鳥は、文字通り、太りすぎて空を飛べなくなってしまう。保守になり、ご都合主義になり、自分中心をもって良かれという挑戦心のない、自分を磨く事を忘れてしまった人間になっていただろう。

 しかし、大石師範の未だ現役の空手への姿勢、極真を愛する心、大山総裁を尊敬する心を見る時に、大石師範のようになりたいと常に思っています。

 又、後輩の七戸師範からとは本部の同門で二十五年間以来の付き合いをしています。

 私は一人では毎日稽古して自分を鍛える事が出来ます。しかし、磨く事と鍛える事は違います。磨くという事は、他の人との関係が発生する事です。砥石と刀の関係です。二つがあるから磨き合い、磨かれてくるのです。

上の先輩に磨かれ、後輩に磨かれ、弟子に磨かれています。その事に対して深く感謝する次第です。

(2003/6/2)


幼年部・少年部へ

 みんなが稽古している極真カラテは、年月を重ねるにつれて、必ず強くなります。

 板を割る子がいたら、もし思いっきり相手を殴れば、胸の骨が折れるかもしれません。ケンカすれば必ず勝つでしょう。

 そこで、大切な事は、たとえふざけていても、カラテの技は使わないことです。支部教室内でも、家でも、学校でもです。

 では、いつ闘うか。

 それは、自分の命を守る時、お父さん、お母さんを守る時、兄弟を守る時、友達を守る時には、やらなくてはならない闘いもあるかもしれません。時に備えて、強い心、強い体、強い技を磨くのです。

 田畑道場では、我慢、忍耐力を養う事を強く教えます。それは、自分自身の感情に負けて、むかついて、ケンカするとか、気分が悪くてケンカする、自分の思い通りにならないからケンカする。キレてケンカする。このような時のために、みんなにカラテをおしえているのではありません。自己中心的ケンカは暴力であって、武道ではありません。

 武は命を守る為の闘いです。その為には武の力と同じくらいに礼節の力も必要です。

 カラテは型の稽古です。正座、基本、移動、型、キックミット、組手、すべて正しい型を作ります。軸が崩れれば型が崩れます。

 その軸とは何か。それは「心」です。

 心が崩れれば型も崩れる。型が崩れれば心も崩れる。心を正し、型を正す。これが元です。

 その心とは真心です。真心が表れたのが礼節として体に表れるのです。

 ですから、挨拶、言葉遣い、返事、気合い、号令、全てに表れます。田畑道場では、先輩は尊敬されなければなりません。ただ型を知っているから、組手が強いからという理由では先輩になれません。

 最後に、私、田畑師範の先生、大山総裁から言われた事に「カラテが強くなりたいと思ったら、親孝行しなさい」と言われました。それは、この世で頑張るようにと命をいただいたからです。ともてありがたい事です。極真カラテは、自分に厳しく、人に優しくの通り、世の中でお母さんが一番弱いのです。又、いつも子供を心配しています。そのいつも弱くてみんなを心配しているお母さんに、わがままを言うとか、汚い言葉遣いをするとか、乱暴を振るう人には極真カラテは教えられません。反対にいつも助ける人がいたら、その人こそ「黒帯」の資格のある人です。

 自分が強くなればなるほど弱いものいじめはやらず、弱い人を助ける、これが極真田畑道場であることは忘れないで下さい。押忍。


一 般 部

 カラテの稽古の修業で強さのみを求めてしまえば「暴」になりやすくなります。「暴」は自己中心的な力であり、感情のみに走ります。

 稽古修業する中で、ただ単に強さを求めるだけで、帯の進級もなく、初段も目指さずに鍛錬して行くことは悪いことではありません。

 では、何故、何の為に先輩にならなくてはいけないかといえば、武道の道は「道徳の道」だからです。武の力を身に付け、文の力をも身に付けなければならないのです。人間形成を究極の目的としているとも言えます。

 武道の「勇」は覇気を身に付け、その覇気は「義」、人としての生き方を、人として生きる道筋を照らしてゆきます。「礼」は師弟の礼、夫婦の礼、親子の礼、人間関係を円滑にすべく為に「礼」を身につけます。

 「仁」は太陽が好き嫌いをなくして全てを照らす様に、自分自身を愛せるならば、他人や物にまで、「仁」、愛、誠意を尽くせるのです。

 この四徳は武道の中でも最も大切にされています。それと何よりも、空手道の修業は、長い年月をかけて、磨きをかける。その上で腕の達つ人もいれば、達たない人もいるでしょう。

 しかし、大会の勝敗の是非だけにこだわらず、生涯の修業として自己を律し、磨き、意を誠にし、明徳を明らかにして行く事が武道が現代に必要とされることだと思います。

 自己に内在する本然の力を発揮し、己の為、人の為、社会の為に武道極真の力を発揮することが極真の本来の道です。



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