これは田畑師範が内弟子の時に朝礼で聞いた事や、大山総裁の著作より田畑師範が感銘した事を監修しました。
vol.13
「呼吸」
東洋の精神と身体を結びつける修行法の第一は、呼吸法である。
ヨガ、道教、禅、禅以外の仏教もこれを伝えている。深く息を吸って、クムバックし、長く息を吐き出す完全腹式呼吸法を中心として数々の呼吸法があり、そのいずれも、丹田強化の意味をもっている。
完全呼吸法では下腹、胸、鎖骨部分へと空気をゆるやかに吸い込み、いっぱいに吸って、ごく少量吐き出し、残った息を下腹に押し込むようにして、下腹(丹田)に力を込め、徐々に息を吐き出す。この呼吸法でも、丹田強化ができる。この呼吸法はゆるやかであればあるほどよく、長い人は三分間に一回ぐらいの呼吸となる。極真カラテでは「円心の呼吸法」といい、立ち禅の時、また座って瞑想する時にこの呼吸法をする。丹田を強化し、下腹部に力をいれると、臀部にある迷走神経を刺激し、ゆったりとした落ち着いた気持ちになる。
その他に完全呼吸法を激しくし、活動的にし、一瞬のうちに疲労をとる効果と渾身の力を発揮するための訓練として効果的な「いぶき」というものがある。