これは田畑師範が内弟子の時に朝礼で聞いた事や、大山総裁の著作より田畑師範が感銘した事を監修しました。
vol.14
「克己の精神を涵養すること」
力なき正義は無能なり。正義なき力は暴力なり。
勝負に「勝つ」為の兵法についていろいろ述べてきたが、しかし何と言っても兵法の極致は「闘わずして勝つ」ことではなかろうか。「ケンカは気の美学であり、力の美学であり、動の美学である」と私はいう。そして「ケンカのできる覇気のある男になれ」と教え、同時にまた「ケンカにルールがある」と教えている。しかし、だからといって、私は門下生に「私闘」を奨めているわけではない。武人たるもの、無闇やたらと「刀」を抜いてはならない。大義名分の立たないケンカは「やるな」と教えている。