一般社団法人 極真会館

田畑道場  心を磨き、心を高め人格を向上させるカラテ
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山形東小学校五学年学年行事記念資料

10月14日(土)に山形東小学校で行われた5学年の学年行事で参加者に配布した資料です。
ぜひご覧ください。
 
 
10月14日(土)
(一社)極真会館 田畑道場
主席師範 田畑 繁
 
◦人間は何のために生きるのだろうか
 世の中は波乱万丈(物事の変化が激しい事)、諸行無常(絶えず移り変わっていき、ほんのわずかの間も元のままではないということ。)である。その中において、あらゆることがらを通じて、心を磨き、心を高め、人格を向上させ、自己完成(自分に中に備わっている本来の能力を発揮させること。それは徳性を高め、個性を磨き、能力、知力を最大限に引き出すこと。)、自己実現(夢、目標、理想、ビジョンを現実にする。)すると同時に世界の平和と社会に貢献すること(世界には人種、民族、宗教のための紛争が起き、経済的貧富の格差によって苦しんでいる人々が多くあります。そのような人のために平和を祈る心が大切です。人のために、世のために役に立つ、または尽くしていくことが私たちの役目であり、このことが心を磨くこと、心を高めること、人格を向上させることの目的に適うことです。)。
◦自利と利他行
 ・自利は自分中心でものごとを考えること。これは自分にとって得か損か。人のことは
そっちのけで自分だけ楽しければいい、自分だけ良ければいいという本能に近い心と
行為。
・利他行とは人のために世のために尽くそうとする尊い心。人の痛みを我が痛みとし、
人の喜びを我が喜びのように分かち合える美しい心、優しい心を言います。
◦恕の心
 己の欲せざる所、人に施すことなかれ。
 人からされて良かったことは人にする。人からされて嫌なことは人にするなということです。
人からされて良かったことは人にしてあげましょう。思いやりの心、親切な心は美しい心からの行為です。人からされて嫌なことは、いじめです。しかも弱い者いじめ。極真カラテは試合も強くなりますが、ケンカも強くなります。パンチの打ち方、蹴りの蹴り方を知っているからです。しかし弱い者いじめに使うようではカラテはやめてもらうと宣言しています。心の弱い人にカラテを教えることはできません。
武道の世界では人をいじめること、特に弱い者いじめは、いじめている本人が「恥」をかいていることを言います。人として最低の行為です。武道では強い者に向かっていく「勇気」「丹力」を養います。決して弱い者に対していじめる行為を許すわけにはいきません。勇気のない人が自分の感情に振り回されてコントロールできずにいじめをしているのです。
◦善行善化、悪行悪化
 良い事を思い、良い事を行えばよい結果になり、悪い事を思い、悪い事を行えば悪い結果で表れるというのが仏教のお釈迦様の教えにあります。これを「因果応報」と言います。もみがらという因(原因)があります。これに土・水・太陽という果があります。これが加わることにより光合成を起こし稲として成長していきます。これは人間にも同じ法則が作用するのです。良い因(原因)があれば、良い果(結果)になり、良い運命に好転していきます。悪い因(原因)悪い事をすれば、悪い果(結果)が訪れ、悪い運命へと転換していきます。
◦三毒
 自分の心を曇らす3つの事柄があります。
 1.貪(とん) 欲望を我慢できずに追い続けること。欲望を肥大すること。
2.瞋(じん) 怒り。自分の思い通りにならなければすぐに怒り出してしまう。感情に心が
振り回されてしまう人。
3.癡(ち) 愚痴、不平不満、妬み嫉み、恨み辛み、いじける、ふて腐れる。
この3つは自分を台無しにしてしまう大きな要因です。
◦武道は孝行の拳
 極真カラテでは親の許可がなければ入門は許されません。それはなぜか、親からの信頼のない人にカラテを教える訳にはいきません。一撃必殺でとても殺傷能力が高い武道です。黒帯を許されると例え素手でケンカをしても凶器(バットや金づち)を持っているのと同じ扱いになります。親に信頼されない子供に入門は許しません。
極真カラテは親孝行の武道です。お父さん、お母さんは、子供が生まれてくるときにはとても心配します。五体無事であってくれ、ちゃんと生まれてくれと。そして生まれてきたら病気しないように、もし、病気したときは自分の命に代えてでも治したいと神仏に祈ります。学校に入学したら授業についていくことができるか、卒業することができるかと心配し、卒業すれば就職を心配し、就職すればちゃんと仕事が出来るかを心配します。特にお母さんは母性が強いので、慈悲の心で子供を見守ります。見返りのない大きな愛です。
 このことを子供たちは、ちゃんと感じていなければなりません。親の恩を知り、それに報いていくのが孝行の道です。人の道です。ですから親孝行の出来る人は兄弟を大切にし、仲間を大切にします。そして先生、年長者を大切にしていきます。このような人は地域社会を愛し、県を愛し、そして日本、世界を愛する心を持っています。そのような人だからこそ人のため、世のために自分を尽すことができます。親孝行の道は礼節の道、人の道なのです。

◦世界のセミナー
 私は海外セミナーに60回行き、30ヶ国の国を回りました。
 日本は良い国だなあということを帰国するごとに感じます。安全安心、そして平和。このことをしみじみ感じます。東南アジアの国には水道事情が悪く蛇口をひねれば黄色い水が出てきます。決して飲んではいけません。歯を磨くときはミネラルウォーターを使います。もし水道水を使えばお腹を壊してしまいます。日本は飲める水で風呂を沸かしたり、洗濯をしています。彼らには考えられないことだと言っていました。
同じ東南アジアでは本当にゴミを拾い口にしている子供もいます。一ヶ月も同じ服を着て洗濯をしていません。親がわざと子供にケガをさせ、物貰いをさせている親もいます。
南アフリカでは貧富の格差と白人と黒人の差別が大きく、黒人の子供は、教育を受けることができないので、そのまま町のギャングになります。麻薬を売ったり、闘争で死んだりしています。
クウェートに行ったのは5年くらい前でシリアが空爆に遭っている時でした。PCでシリアの実家のオリーブ農園の写真を見せてもらいました。とてものどかなところです。一週間前空爆に遭い、祖父、祖母、両親がその犠牲になって亡くなったことを泣きながら話してくれました。その農園で出来たオリーブ油を持っていって日本で食べてくれと言っていました。胸が詰まりました。
スペインでセミナーした時は「パレスチナの空港で弟が打たれて死んだ。なんでみんなで憎み合い、人を殺し合うのか」と。「もっとお互いがお互いを認め合えば良い社会になるはずなのに」と。
日本は戦争もなく平和です。本人が希望すれば学校も行けます。また、就職する会社もあります。スーパー、デパートでは安心安全な食べ物を提供してくれます。私たちは朝・昼・夜の三食たべられ、お風呂に入り、観光にも行け。勉強して、宿題をして、ゲームをしたり、テレビを観たり、家族で楽しい余暇を過ごします。これは、日本ではごく当たり前のことです。しかし世界では違うのです。親がいない、家がない、観光に行けない、食べ物がない、布団がない。その日一日を生きる、生き長らえる。そんな厳しい人も世の中にはいるのです。
その人たちは選択することができない厳しい現実が目の前にあります。不平不満など言えません。生きるのに必死です。日本は好き嫌い、わがまま、不平不満、自分勝手な行動等すべてが許されています。そういう世界を知れば知るほど日本に、山形に、この時代に命を授けていただいた両親に感謝しないわけにはいきません。
だからこそ感謝の心と、せっかく授けていただいた命、この命をもって人のため、世のために尽くし、自分の心を磨き、高めていってもらいたいのです。
 最後に「空手も人間性も強くなるための11ヶ条」を紹介します。
◦空手も人間性も強くなるための11ヶ条
①何のために強くなりたいか、意義を明確にする。
②それを達成するための具体的な目標を立てる。
③潜在意識にまで透徹する強い願望を胸に抱き続ける。
④誰にも負けない努力をする。
⑤強い意志によって努力を継続する。
⑥燃える闘魂。常に創意工夫、改良改善する。
⑦勇気をもって事に当る。
 ・卑怯な振る舞いをしない。
⑧謙虚にして驕らず。
➈家族や友人のサポートを得る。
⑩常に反省と感謝の気持ちを忘れない。
⑪常に明るく前向きに夢と希望を抱き素直な心で。
◦心を磨く6ヶ条
①努力精進する。
②謙虚にして驕らず。
③日々反省する。
④日々感謝する。
⑤利他行(人のために尽くす)。
⑥感覚感性にもとるような悩み方をしない。
 

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