職員にズームイン!

 カラテのプロである職員が身を修めることが出来なければ、支部長、責任者、指導員、黒帯、本部生、支部生、一般部、少年幼年部が出来るわけないという、田畑師範からの強烈な教訓とエピソードをご紹介します。



 カラテのプロである職員が身を修めることが出来なければ、支部長、責任者、指導員、黒帯、本部生、支部生、一般部、少年幼年部が出来るわけないという、田畑師範からの強烈な教訓とエピソードをご紹介します。

第23話「時間の概念」

師範からはよく「1分遅れたら1時間遅れたという時間の概念を持て」と言われます。

たかが1分の遅刻ではなく、1時間遅れたと思う事。

時間は誰にとっても平等で、1秒は1秒、1分は1分、100年は100年です。

時間を守ることは約束を守る事で、特に社会人にとっては絶対的なルールです。

時間にルーズな人は、何に対してもルーズだと言われます。

「たかが1〜2分の遅れ、○○のせいで仕方がなかった」等と自分に言い訳をせず、1分の遅れを1時間の遅れと思い、時間を大切にし、そして約束の時間を守り、信用関係をつくらなければならないと思います。

轡田(2008/4/8)

第22話「道具を大切にする」

「道具(物)を大切にする」ということは、子供から大人まで誰にでも当てはまることだとおもいますが、意外と忘れがちになってしまうこともあります。

道場稽古では、約束組手やスパーリングの稽古において拳やスネに着けてお互いに怪我から身を守るサポーターを使います。

師範は「道具のおかげで自分を鍛えること が出来たり、身を守ってくれる。必ず感謝の気持ちをもって、練習用具は大切にするように」とおっしゃいます。

稽古だけでなく、普段の業務や私生活においても自分の使っている道具に愛着をもって、一日一日を感謝の気持ちで過ごして行きたいです。

黒沼(2008/03/01)


第21話「在庫」

師範からはよく「在庫がなくなる前に準備しろ」と言われます。

すべてがゼロになってから注文したり準備するのではなく、数に余裕があるうちに準備しなければなりません。

当然のことなのですが、どうしても「まだあるから」と気持ちが緩んでしまい、無くなってから慌てて準備をすることがよくあります。

また、たとえ話で「鉄砲を撃て、という時に弾が入っていなくてどうする?」と言われます。

いつ何時、必要になるか分からないので、いつでも戦えるように、準備万端にしておく事が心の余裕にもつながり、大事なことなのだと思います。

轡田(2008/2/25)

第20話「覇気」

田畑道場本部では、稽古に来て玄関から入ってくる時に「押忍、失礼します!」と覇気のある大きな声で入って来なくてはいけません。

理由は、来客なのか道場破りなのか道場生なのか区別をつけるためでもあり、また、この一言で自分に気を入れて「稽古に臨んでいく」為でもあります。

これは職員とて例外ではありません。

道場への出入り、挨拶、話し方、応対など全て「覇気」をもって当たらなくてはなりません。

師範は常々「覇気が無くなってしまったら、おしまいだ」とおっしゃっられます。

つい、自分の体調や自分の気持ちで話す声や挨拶に「覇気」が無くなってしまい、それが周りの人たちにも影響してしまいます。

その為には、まず職員が率先して、どんな時も師範がおっしゃるように「覇気」をもって物事に当たり、常に「前に突き進む」位の気迫を大事にしなければならないと思います。

黒沼(2008/2/14)

第19話「忘れ物」

 稽古後、道場に忘れ物がある時があります。拳サポーター、スネサポーター、ファールカップ、タオルと様々です。

審査会や、合宿の時も、忘れものが多数あります。

 師範からは見つけたらすぐに電話連絡するように厳しく言われます。

 「電話は一秒」

 気づいたらすぐに本人へ電話するように言われます。「誠意を持って迅速に処置するように」と。

 ついつい後回しにしてしまったり、「サポーターくらい」と思ってしまって連絡が遅れたりするのですが、師範は「失くした本人、家族の気持ちになって考えろ」と言われます。

 失くした人は、探しても見つからないので困っているかもしれません。「道場にあります」という電話一本さえ入れれば、当人、ご家族の方も探さずにすみます。

 自分が忘れたつもりで、すぐに連絡するようにしたいと思います。

轡田(2008/2/6)


第18話「命懸けで話を聞く」

 田畑師範は極真会館田畑道場の師範であり、全日本極真連合会の理事長でもあり、日本国内だけでなく海外の事案にも対応されており日々多忙を極めておられます。

 そのような中で自分達に様々な指示を出されることがあるのですが、つい聞き漏らしてしまったり、聞き違いをしてしまったときに師範から「命を懸けて(話を)聞け」と厳しく教えられます。

 国内外の問題で一瞬の判断ミスや情報伝達ミスが命取りとなってしまう「理事長」という職務を師範が背負われているからこそ、このような厳しい教えをおっしゃっていると感じました。

 物事の大小に関わらず「命懸け」で対応するぐらいの気構えをもっていきたいと思います。

黒沼(2008/1/30)

第17話「音を立てない」

 師範からはよく「物音をたてるな」と言われます。ガタっと音を立てたり、ドアをバタンと閉めると、周囲の人の注意を引いて迷惑を掛けてしまいます。

集中して物事を行っているときに、気が散ってしまいます。

また、物音を立てることは、物を大事に扱っていない表れともいえます。

なるべく物音を立てないように、物を大事に、また周囲の人への気遣いをすることが、大事なことなのだと思います。

轡田(2008/1/17)

第16話「段取り八分」

 大会や行事を行う上で、準備があります。

 当然、本番の運営も大切ですが、それ以前の準備でほとんどが決まってしまうと言われています。

 事務局では行事の告知は2カ月前、大会においては4カ月前から告知をして準備を開始します。

 大会や行事の成功も稽古と同じように一つ一つの積み重ねを大事にしなくてはいけないことを、常々、師範がおっしゃっている「段取り八分」という言葉にあると痛感します。

黒沼(2008/1/11)

第15話「迎え入れる」

 師範からはよく「迎えいれる気持ちを持て」といわれます。後手に回らず先手を取る、ということにも通じると思います。

 迎えいれるには、自分がきちんと準備を整えておかないと、対処できません。予期しない出来事に遭遇して、準備が出来ていないと、パニックになってしまいます。

 頭の中で予想されることを思い浮かべ、シミュレーションして、事が起こったときにスムースに対応する。このようになりたいと日々思って業務をしています。

黒沼(2007/12/28)

第14話「誠意大将軍」

 師範からはよく「物事に誠意を持て」と言われます。

 ただ無造作、機械的に物事を行うのではなく、人に対して、物に対して誠意をもって行うように、という意味です。

 誠意とは、愛情、相手の事を考え、相手の立場に立って物事を考える。自分の都合ではなく、相手の気持ちを考え、思いやる。道具に対してはぞんざいにせず、大切に扱う。

 「誠意大将軍」になるようにと、師範直筆の紙が机の脇に貼られています。

轡田(2007/12/3)

第13話「ハイペースがマイペース」

 何かをしている時は、ペースというものがあります。走っている時や、本を読むスピードなど、ペースを考えたり調節したりします。

 師範がよく言われるのは「ハイペースがマイペース。マイペースは自己堕落」という言葉です。

 仕事をする時、意識してハイペースで行う。ハイペースでやれば仕事は早く片付きますし、時間的に余裕も出来る。何かトラブルがあったときも、十分考慮して対処出来る。

 マイペースでゆっくりやってしまうと、不測の事態が起きたときに時間的余裕がないので、切羽詰ってしまいます。そうなるとミスも多くなります。ハイペースを癖にしたいと思います。

轡田(2007/11/19)

第12話「掃除」

 職員は、毎日午前中に師範室・道場・玄関・事務室等の掃除を行います。

午後に師範がいらして少しでも汚れやホコリがあった時は「掃除は終わったのか」と聞かれます。「終わりました」と答えると「何だこの汚れは」と注意され「汚れやホコリのあるようでは掃除をしたとは言えない」とお叱りを受けます。

師範がおっしゃるところの「掃除のための掃除」になっていたのです。掃除の時間だけの掃除ではなく「道場を愛し感謝の気持ちをもって常に道場を磨くことによって自分の心も磨かれていく」と教えられます。

きれいな道場で道場生の皆さんに思いっきり稽古してもらうためにも、稽古のつもりで掃除に臨んでいきたいと思います。

黒沼(2007/11/5)

第11話「電話1秒」

 師範からはよく「連絡事項を密にしろ」と言われます。何か情報が入った時に、自分だけで留めずに必ずすぐ連絡を回す、という事です。

大会前などは、緊急の連絡が入る事があります。その際、自分だけ知っていて、他の人が知らないと、トラブルの原因になってしまいます。

そして電話をかける時、師範は「電話1秒」と言われます。つまり、電話はかける気になれば、すぐにかける事が出来る。何か言われたら、1秒以内に電話をかける。迅速な対応が、後々の仕事のスピードに関わってきます。

ちなみに、「メール3秒!」とも言われます。電子メールを3秒以内に打つことですが、これは...難しいです。

轡田(2007/10/22)

第10話「五掛け運動について」

 本部では少年部、幼年部の稽古前に指導員のミーティングを行います。その中で、「五掛け運動を忘れない」という項目があります。

「五掛け運動」とは、稽古中に子供の名前を必ず一人につき五回以上呼ぶ事です。40人稽古に来ると、最低でも200回は名前を呼ぶ事になります。

師範はよく「一番悲しい事は、無関心(無視される事)だ」と言われます。名前を呼ぶといっても機械的に連呼するのではなく、ちゃんと目を見て呼ばなければ意味がありません。

一人一人をよく見て、心を込めて接する事が、カラテの指導、又、人間関係において基本的に大事な事だと思います。

黒沼(2007/9/10)


第9話「判子の押し方」

 大会の表彰状や、正式文書で判子を押す機会があります。師範からは常に「判子は必ずまっすぐに押せ」と言われています。判子の押し方でその人となりが分かると。

急いで押したり、いい加減に押せば判子は曲がってしまったり、色がかすれたりします。実際、きれいに押すには一つ一つ時間をかけて丁寧に押さなければなりません。

しかし、この単調な作業を心を込めてする事が出来れば、その他のいろんな業務において丁寧な仕事が出来るようになるのだと思います。

(2007/8/20)


第8話「時間を守る」

 師範からはよく「1分遅れたら1時間遅れたと思え」と言われます。

日常の業務は、常に時間との闘いになっています。決められた時間内に完了しなければ、次の仕事がどんどん遅れて行きます。自分で見通しを立てて、その制限時間を守る。

自分では「たかが1分くらい」と思っても、その次に仕事が回る人にとっては大きな「1分」となります。時間にルーズな人は全てにおいてルーズだとも言われます。

(2007/8/7)


第7話「節約」

 本部道場へは月曜日から土曜日まで毎朝9:00に職員が出勤します。

そこで、まず2階事務所の蛍光灯を点けます。そして、パソコンのスイッチを入れメールの確認作業を行います。掃除では、1階道場の蛍光灯を点けるときもあります。また、冷蔵庫2台が常時電源の入った状態になっております。稽古は遅いときで夜の10:30まで稽古しますので、その間、多大な電気量が消費されています。

そのような時、師範からは「節約」という事を言われます。経済的なこともそうですが、「節約できない」=「だらしがない」ということにつながります。「うっかり」や「忘れる」等のミスをこういうところからなくして、きちんとした人間を目指して行きたいと思います。

(2007/7/9)

第6話「察する」

 師範に何か指示された場合、その場の状況、タイミングをよく考えて「察する」事が大事だとよく言われます。指示の声がよく聞こえなかったり、よくわからくても、状況から「察し」て適切に行動しなければなりません。

また、同じ指示でも時と場所によって対処が変わってくるので、臨機応変に常にアンテナを敏感にして行動しなければならないと思います。

(2007/05/02)

第5話「一事が万事」

 この言葉は常日頃師範から言われる言葉です。何事においても手を抜かない。いい加減な事をしない。小事を全うする事が出来なくて、どうして大事を全うすることができるのか。

稽古はもちろん、業務、電話対応、コピー、掃除、身だしなみ等、いつも細かい所を注意されます。特に階段のゴミは、小さな糸くずでも師範は気づいて注意されます。

普段から物事をきちんとする癖をつけなければいけないと思います。

(2007/4/2)

第4話「職員自己紹介(轡田 禎)」

 自分は映画『地上最強のカラテ』を観て、極真カラテに憧れて入門致しました。

始めの頃はとにかく稽古についていくのがやっとで、先輩達の気合いと気迫に圧倒されていました。先輩の上段廻し蹴りをまともにもらい、1週間くらい顎を押さえていたこともありました。

これからも初心を忘れず、稽古、業務に励んでいきたいと思います。押忍。

(2007/3/13)

第3話「職員自己紹介(黒沼 誠)」

 自分は、今年で入門して15年になろうとしております。15年前に「強くなりたい」という思いで極真空手に入門し各大会に出場したり、様々な経験を積むことが出来ましたが、今日に至るまで田畑師範より厳しく叱咤激励されながら、何度も弱い気持ちに負けて逃げながらも、少しずつではありますが、自分の気持ちが強くなってきたと思います。

まだまだ、未熟で師範にご迷惑を掛けることばかりですが、来年の世界大会出場を目指して稽古に励んで行きたいと思います。押忍。

(2007/2/21)

第2話「呼称」

 極真カラテでは、五段以上を師範、四段〜参段を師範代、弐段を先生、初段を先輩と呼びます。これは縦のラインです。外国人は、この呼称を誇りに思っています。

 職員は指導部主任・黒沼 誠、副主任、係長・轡田 禎となっています。自分の守備範囲をしっかりと守り、粗相があったらカバーするように言われています。

 少年部の稽古の時に、師範は、いつも正座している時から「たとえ蚊が頭につこうが」、「ハエが頭に止まろうが」、「手でかいてはいけない」と言われています。その時、Kが目の上をかいていました。

師範「こらK先生、動いてはいけない」
K 「自分は先生ではありません!」
師範「ん・・・・」
(稽古後)
師範「稽古が終了したので、名前を呼び上げます。K先生、名前を呼んで」
K 「押忍!」
師範「ん・・・・」

(2007/1/22)

第1話「鉄の掟」

 田畑師範は、常に何事も徹して行うように言われています。「稽古で培った『覇気』を、業務でも『活かせ』、稽古も業務も同じだ。物事を徹して行え!」

職員三つのルール
1.結果報告
2.途中経過
3.情報はリアルタイム


師範「いつ連絡があったのか?」
K 「昼です」
師範「俺の一番嫌な事は?」
K 「アバウトな連絡です」
師範「それからいうと、今の件はどうなる?」
K 「間違っています。12時15分です」
K 「昨日の!」
師範「........」

(2007/1/5)


国際空手道連盟 極真会館 全日本極真連合会 田畑道場 山形県総本部
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